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商品の魅せ方が勉強になった

一正蒲鉾株式会社

種別

製造業

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商品の魅せ方が勉強になった

ご担当者様

笠原 こずえ様

■海外担当

水産練製品の製造販売がメインの会社です。海外事業部は8人体制でやっています。笠原さんは営業ではなく輸出輸入のロジの担当です。貿易実務、PRなどの営業以外は 経理も含め全部やっています。

■これまでの海外展開と課題について

今回の処理水のように予期せぬ社会情勢の変化や、食品添加物の問題で、ある国には入れられるけどある国には入れられない。日本ではOKだけど海外ではNGなど、商品の作り変えだったり、魚種も限定されたりとかが大変です。商品的にはいいのに、魚種を絞っている国があったりすると、国ごとにターゲットを絞って、どこの国にはどの商品を売るという、「国ごとの商品戦略」が非常に大事になってくるところが難しいです。商談が進んでいて、蓋を開けてみたらこの添加物がダメとか、この国をターゲットにしてたのに結局出せなくなってしまうことが起きうるので。

そういう背景から、事前の調査にすごく時間がかかりますし、お客さんとのやり取りも手探り状態で始めなければならないところに、時間と負荷がかかります。

時間は膨大にかかっています。コストも研究や開発に費用がかかります。何回も試作をしたり、工場のラインを止めてサンプルを作ったりですとか。他にも、お客さんにいっぱいサンプル送ってその国で果たして流通できるのかどうかもやっていかないといけないので。

EUのHACCPは取ってないのでEU以外の国はすべて出したいと考えています。出してないのは中国とロシアです。今、モンゴルには出したいという話をしています。

商品がお魚の商品なので、フィッシュプロテインというところとカリッコという商品(お魚で作ったスナック)があって、健康志向の高まりで、スナックでもほぼ魚なので健康にいいし、年配の方には骨にもいいということで今後進めていきたいと思っています。しかし、ここにも問題があって、揚げ物関係のスナックは常温でいけるところが強みなのですが、賞味期限が短いの問題がとなって、ニーズはあるのに賞味期限問題を解決していかないとダメなところが難しいです。

■メタバース展示会の案内を受けたときの第一印象

最初に質問したときにアバターは動かないのですかと聞いたんですが、実際に行ってみるとやはり誰もいない「会場だけの空間」なんだなという印象でした。参加していても、独りぼっち感が強かったです。

毎日ブースをオープンしてたのは自社だけだと思います。ランプがついてたのが自社だけだったのでボッチ感が強かったです。他の出展社さんでランプがついていたら、こっちからでも質問したり、商社さんみたいなところもあったので、出展社同士でのお話もできたのかなって思いました。情報共有もできますし、他のお客さんと繋がる流れもあると思うので。せっかくなら出展社同士のつながりがあったらよかったなと思ったので、みなさんブースをオープンしていなくてボッチだったのはもったいなかったです。

■出展してみての感想

使っていいものと使ってはダメなもの、社内的なロゴの配置であったりとかを私自身まったく知らなくて、二日間で叩き込まれてすごく大変でした。でも、私も勉強できたし、一正らしい展示はできたかなと思っています。勉強させてもらう機会ができてよかったです。

イベントでは、いちご農家さんのプレゼンが一番いいプレゼンでした。自社は大きくてそういうことができないので、生産者が見えるのはうらやましいと思いました。工場の生産ラインを見せるわけにもいかないですしね。

白イチゴのワインは商品一点勝負でこだわっているのがわかってよかったです。

自社は製品をたくさん持っているのは強みですが、情報が多いとぼやけてしまっていました。情報量の多さが弱みになったと思いますね。

プレゼンの仕方、オンラインでのやり取りが多くある時に、どのようなプレゼンをしたら響くのか、他の企業さんのプレゼンを見てこういう手法もあるんだというのがすごく勉強になりました。ブースはイマイチでしたが、動画のクオリティーが高いところは強いなと思いました。

自社は会社案内だけで終わっていましたが、おもしろいなと思った動画は巻き寿司の会社です。動画の作り方、商品の見せ方が良かったです。自社はプレゼン資料で案内してるだけなので、動画を作っても面白いのかなっていうのは発見でした。海外のお客さんに向けてビジュアルですぐにわかるというのが良いですよね。

うちは料理にこだわって、こういうクッキングができますよっていう提案はできるけれども、動画を使えばもっと早いなと思いました。だから、ポスターより動画を充実させた方がよいと思いました。

今回は事前準備の時間がありませんでしたが、時間があれば動画を作ってどうにかするという手法もありかなと思いました。

実際に営業に行って、展示会だしてますよね、ってお声がけしてもらったりしたのがチラホラあったみたいです。だからうちの商品を先方の末端のお客さんに伝えるのが楽でした、という商社さんの意見があったみたいです。

サイさんが司会者のことをほめていました。声がすごくいいのと、すごく印象がよかったと言っていましたよ。

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